Puppet Enterprise向けサポートの利用

Included in Puppet Enterprise 2017.2.

Puppet Enterpriseサポート期間

Puppet Enterpriseの各バージョンには、メインストリームサポート、限定サポート、サポート終了(EOL)、という3つの製品サポートフェーズがあります。

フェーズ セキュリティアップデートとバグフィックスの取得 サポート対応までの時間 メインストリームサポートバージョンへのアップグレードサポート
メインストリーム はい SLA(サービスレベル契約)上の対応までの時間 該当なし
限定サポート いいえ SLA上の対応までの時間 アップグレードサポートとして、各種の支援とリソースを提供します。
サポート終了(EOL) いいえ 「商業上合理的な」支援 支援に関するサポートへのお問い合わせ

標準リリースと長期サポートリリース

最新バージョンまたは最新の長期サポート(LTS)バージョンへのアップグレードを推奨します。 最新機能を使用する場合、標準リリースをインストールします。 長期にわたって同じバージョンを使用する場合、最新の長期サポート(LTS)リリースをインストールします。

リリースタイプ リリーススケジュール メインストリームサポート  
標準 約6カ月ごと 次の標準リリースまたは長期サポート(LTS)リリースまで  
長期サポート(LTS) 18カ月ごと リリース後24カ月  

サポートされるPuppet Enterpriseバージョン

以下に、メインストリームサポートまたは限定サポートを提供しているPuppet Enterpriseバージョンを示します。 Puppet Enterprise 3.8以前のバージョンはサポート終了(EOL)しています。

PEバージョン メインストリームサポート開始日 限定サポート開始日 サポート終了日
2017.2 2017年5月11日 未定 未定
2017.1 2017年3月14日 2017年5月11日 2017年10月31日
2016.5 2016年12月13日 2017年3月14日 2017年10月31日
2016.4 (LTS) 2016年10月20日 2018年10月 未定
2016.2 2016年6月21日 2016年10月20日 2017年10月31日
2016.1 2016年4月7日 2016年6月21日 2017年10月31日
2015.3 2015年12月8日 2016年4月7日 2017年10月31日
2015.2 2015年7月28日 2015年12月8日 2017年10月31日
3.8 2015年4月28日 2016年12月31日 2016年12月31日

オペレーティングシステムのサポート期間も併せて参照してください。

オープンソースのツールとライブラリ

Puppet Enterpriseは、オープンソースのツールとライブラリを使用します。 これには、外部でメンテナンスされているコンポーネント( Ruby、Postgres、JVMなど)と、Puppetが所有しメンテナンスしているプロジェクト(Facter、Puppet Agent、Puppetサーバー、PuppetDB)の両方が含まれます。 Puppetが所有、メンテナンスしているプロジェクトは、商用リリースの「上流」という位置付けになります。 PuppetのオープンソースプロジェクトはPuppet Enterpriseよりも動きが速く、サポート期間も短くなります。 そのため、オープンソースプラットフォームのコンポーネントは、商用のサポート終了日よりも早くアップデートが打ち切られる場合があります。 Puppetは、上流のセキュリティと機能リリースを慎重に調査したうえで、お客様の要望と製品セキュリティポリシーに従ってサポートされるバージョンを更新します。

サポートの利用

Puppet Enterprise向けサポートには、商用サポートとしてPuppetが提供するサポートと、ユーザコミュニティが提供するサポートがあり、簡単に利用できます。

カスタマーサポートポータル

Puppetのインストール、運用、使用に関する問題を解決するために、信頼できる高品質なサポートを迅速に提供します。 Puppet Enterprise向けの商用サポートには、スタンダードとプレミアムの2つのレベルがあります。 いずれも専用のカスタマーサポートポータルから問題を報告できます。 Puppet Enterpriseの購入時に、このポータルのアカウントとログオンが提供されます。これには、ナレッジベースへのアクセスも含まれています。

カスタマーサポートポータル: https://support.puppet.com

Puppet Enterpriseサポートスクリプト

サポートを要求すると、情報収集用サポートスクリプトを実行するように依頼される場合があります。 このスクリプトは大量のシステム情報を収集して圧縮し、圧縮済みtarballの場所を実行終了時に出力します。 収集されたデータをPuppetのサポートチームに送る前に、編集を必要とする機密情報が含まれていないかどうかを確認してください。

このスクリプトを提供するpe_support_script モジュールは、Puppet Enterpriseのインストーラに含まれています。 コマンドを実行すると、次のbashスクリプトが実行されます。 /opt/puppetlabs/puppet/cache/lib/puppet_x/puppetlabs/support_script/v1/puppet-enterprise-support.sh

RedHat、Ubuntu、SLESのいずれかのオペレーティングシステムを実行するPEノードまたはコマンドラインで、次のコマンドを使用してサポートスクリプトを実行します。/opt/puppetlabs/bin/puppet enterprise support

Puppet Enterpriseサポートスクリプトによって収集される情報

サポートスクリプトは、Puppetのサポートチームが問題のトラブルシューティングを行う際に役立つシステム情報を、大量に収集します。

  • iptables情報: ロードされているか? IPv4およびIPv6向けのインバウンドルールとアウトバウンドルールは?
  • puppet facts findを使用して生成されたFacter出力
  • SELinuxステータス
  • システムの空きディスク容量とメモリ容量
  • ホスト名情報: /etc/hostsと、hostname --fqdnの出力
  • netstatによる確立済みの接続リスト
  • ifconfigの出力
  • システムのumask
  • NTPの設定: 使用可能なサーバーとそのオフセット
  • uname -alsb_release -a (インストールされている場合)によるOSおよびカーネル情報
  • システムパッケージマネージャによって通知される、インストール済みPuppet Enterpriseパッケージの状態
  • /opt/puppetlabs/puppet/bin/gemおよび/opt/puppetlabs/puppetserver/bin/gemによってインストールされたRuby gemのリスト
  • 現在のプロセスのリスト
  • Puppet証明書のリスト
  • すべてのサーバーとその状態(実行中/停止中、有効/無効など)のリスト
  • 現在の環境変数
  • Puppet masterにアクセスできるかどうか
  • mco pingおよびmco inventoryの出力
  • MCOコマンドの実行に使用したpeadminユーザに関する情報
    • /var/lib/peadmin/.mcollectiveにあるクライアント設定ファイル
    • /var/lib/peadmin/.mcollective.d/client.logにあるクライアントログファイル
  • pe-activemqユーザによるulimit -aの出力と、pe-activemqプロセスが使用するファイル記述子の数
  • システム上のPuppetモジュールのリスト
  • puppet module changesの出力(Puppet Enterpriseによってインストールされたモジュールに変更があった場合、表示される)
  • 以下のディレクトリに含まれるファイルのリスト(内容は含まない)
    • /opt/puppetlabs
    • /var/log/puppetlabs
    • /var/opt/lib
  • PostgreSQLデータベースのサイズと関係情報
  • 以下から取得したPuppet Enterprise PostgreSQLの設定
    • /opt/puppetlabs/server/data/postgresql/9.4/data
    • SELECT * FROM pg_settings;の出力
  • ディレクトリサービスに接続するためにPuppet Enterprise RBACが使用する設定情報(パスワードなどの機密情報は除く)
  • r10kに関する以下の情報
    • 設定ファイル
    • r10k deploy display -p --detailの出力
  • Puppet EnterpriseステータスAPIエンドポイントからの出力
  • PuppetDBの/summary-statsエンドポイントからの出力(トラブルシューティング用の非識別データベース統計情報)
  • PuppetDBのアクティブノードのリスト
  • オーケストレーションサービスのアクティブノードのリスト
  • PuppetDBから取得したagent実行開始時間のヒストグラム(Thundering Herdの検出に使用)
  • Puppetサーバー/environmentsエンドポイントからの出力(使用可能なディレクトリ環境とモジュール検索パスのリスト)
  • 各環境のenvironment.confファイルとhiera.yaml設定ファイル

また、以下のファイルをコピーします。

  • システムログ
  • /etc/puppetlabs/の内容(モジュール、マニフェスト、SSL証明書、MCollective証明書などの機密ファイルは除く)
  • /etc/sysconfigまたは/etc/defaultおよび/etc/puppetlabsにあるPuppet Enterpriseサービスの設定ファイル
  • /var/log/puppetlabs/の内容
  • /opt/puppetlabs/puppet/cache/state/の内容
  • /opt/puppetlabs/pe_metric_curl_cron_jobsの内容(存在する場合)
  • /etc/resolv.confの内容
  • /etc/nsswitch.confの内容
  • /etc/hostsの内容

Puppet Enterpriseユーザグループへの加入

https://groups.google.com/a/puppet.com/forum/#!forum/pe-users

  • 「Sign in and apply for membership」をクリックします。
  • 「Enter your email address to access the document」をクリックします。
  • メールアドレスを入力します。

送信された加入リクエストはPuppetによって承認され、ユーザグループに追加された時点でメールが送付されます。

既存のPuppetコミュニティによるサポートの利用

Puppet Enterpriseに関する大規模かつ有用なオープンソースコミュニティに、是非ご参加ください。オープンソースプロジェクトに関する問題のご報告もお待ちしております。

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